甘夏・八朔・夏みかんはどう違うの?見分け方や産地を比較!

旬の時期になると、お店に並ぶ柑橘類。

柑橘類には色んな種類がありますが、特に人気なのがはっさく(八朔)や甘夏、夏みかんです。

しかし、これらは見た目がよく似ていて違いが分からないと思った人も多いのではないでしょうか。

この記事では甘夏・八朔・夏みかんの特徴についてご紹介しています。

甘夏・はっさく(八朔)と夏みかんはどう違うの?

甘夏・はっさく(八朔)・夏みかんは一見、とても似ていて混乱してしまいますが、実はそれぞれ異なる特性があるのです。

産地や由来など詳しくみていきましょう。

比較項目	甘夏	はっさく(八朔)	夏みかん
由来	夏みかんより甘い事から甘夏と呼ばれる	8/1の八月朔日に食べられていた事から名付けられた	春に実った果実を収穫せずに翌年の夏に食べる事から名付けられた
名産地	鹿児島、熊本	和歌山県	鹿児島、愛媛
果皮	厚くツヤがある	厚く黄色みが強い	黄色みが強く、皮に凹凸がある
果肉	一粒一粒歯ごたえがある	ぷりぷり果肉でみずみずしい	実が大きく水分が多い
種	ある	少しある	ある
時期	1~3月	1~5月	4~5月下旬

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甘夏とは

甘夏は旬の時期が他の柑橘類よりも長いのが特徴で、果肉がぷりっと大きく食べごたえがあります。

夏みかんが変異した品種で夏みかんよりも糖度が高い事から『甘夏』と呼ばれるようになり、正式名称は「川野夏橙(かわのなんつだいだい)」と言います。

はっさく(八朔)とは

はっさく(八朔)とは八月朔日の意味で8月の1日頃には食べられるという意味から八朔(はっさく)と呼ばれるようになりました。

皮にツヤがあり独自の苦味があり、柑橘類の中でも大玉です。

皮が厚く、包丁で十字に切り込みを入れて剥くのが一般的です。

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夏みかんとは

夏みかんはそのまま食べるには酸味が強い為、ゼリーやジャムなどに加工して食べるのが一般的です。

強い酸味を持ち、冬まで保存して酸味が抜けるのを待ち、翌年の夏に食べる事から夏みかんと呼ばれています。

爽やかな香りがしますが酸味が強いので、自宅で食べる際も砂糖漬けやマーマレードにするなどがおすすめです。

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甘夏・はっさく(八朔)・夏みかんの見分け方

甘夏と八朔と夏みかんの見た目は非常に良く似ています。

農家さんならともかく、一般の人はそれぞれテーブルに並べてみても判断がつかない事がほとんどです。

見た目だけで判別したい場合は甘夏の皮の凹凸に注目です。

甘夏は皮表面がデコボコしており、八朔の方がツヤが目立ちます。

また、最近では紅甘夏などの品種も多く出回っており通常の甘夏よりもオレンジ色の強い場合もあります。

いずれにしろ、見た目で判断するのは少し難易度が高そうです。

甘夏・はっさく(八朔)・夏みかん　味の違いはある?

食べてみると八朔は水分が少なくサクッとした食感で、甘夏はプリプリした果肉を楽しめます。

夏みかんは酸味が強いのでそのまま食べるには向いていません。

甘夏の糖度は11~13℃、八朔は10~12℃、市販に出回ってる夏みかんは12℃前後となっています。

糖度だけ見るとそこまで大きな違いはないように思いますが、八朔は酸味が強く、スッキリとした後味で甘夏は弾力のあり甘みと酸味のバランスが良いです。

実際に食べてみて自分の好みの味を見つけるのがおすすめです。

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甘夏・はっさく(八朔)・夏みかんの産地

甘夏の産地は鹿児島、熊本、愛媛が上位を占めており生産量NO.1は鹿児島県です。

はっさくの産地は和歌山、広島、愛媛が上位を占めており生産量NO.1は和歌山県です。

夏みかんの産地は鹿児島、熊本、愛媛が上位を占めており生産量NO.1は鹿児島県です。

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