SDGsや環境問題が重要視される中、食生活における選択が大きな影響を持っています。
中でも、食品の輸送にかかるエネルギーはかなり深刻になっていてフードマイレージを下げる取り組みが多く行われています。
この記事では「フードマイレージの問題点や削減方法」について考えていきたいと思います。
※この記事はPRを含みます。
フードマイレージとは?気になる日本の順位とは
フードマイレージとは食料を海外から消費者の食卓に届くまでにかかった距離と重さをかけて数値化したものです。
(フードマイレージ=輸送距離×食料の重さ)
生産地から食材を輸入し私達の場所に届くまで飛行機やトラックなどで輸送しますが、
その距離が長いほど二酸化炭素の排出量が増え環境に負担がかかってしまうのです。
日本のフードマイレージの現状と問題点
実は日本はこのフードマイレージがワースト1位。
少し衝撃な結果ですよね、、。
なぜ日本のフードマイレージは高いのか日本のフードマイレージが高い原因には「食品の輸入に依存している」点が挙げられます。
中でもパンやうどんの原料となる小麦は8割以上、人参や玉ねぎは2割ほどが輸入品なのです。
日本の国内生産・国内消費の割合を示す食料自給率は生産額ベースで63%と低い傾向にあるのです。
食料自給率からも考えられる通り、日本は食料の一部を輸入に頼っているため、フードマイレージが高い原因と予想できます。
フードマイレージが高い理由に以下の点が挙げられます。
①食材の輸入に依存している為
②フードマイレージの認知度が低い
③島国の為、輸送に距離がかかる
フードマイレージが高いとどうなるのか・排気ガスの排出量が増え、環境が汚染される
・二酸化炭素の排出量が増え、地球温暖化の原因になる
食料自給率を上げる事がフードマイレージの数値を下げる事に繋がるんですね。
日本は先進国の中で最も食料自給率が低いんです、、。
しかし、小麦や大豆など消費量が多いものを日本の狭い土地だけで賄おうとするのは少し無理がありますよね。
やはり国土の規模は関係してくるようで面積の広いカナダの食料自給率は100%を超えています。
近年ではフードマイレージを少しでも上げるように企業間やメーカー側が様々な取り組みを行っており、一般人のワタシたちでも可能な取り組みがあるんです。
日本のフードマイレージを減らすには
フードマイレージを下げる為に私達にできる取り組みについてのご紹介です。
小さな事からコツコツと始めよう!
食べチョク
環境に考慮し、私達に少しでも取り組める活動は産地から購入する事です。
国内の季節の食材をなるべく消費し、食料自給率を上げ地方の農家さんを支援する。
農薬を考慮した栽培は私達の健康にやさしい農産物。
すべての食材を国内で賄うのは難しいですが、意識するだけでも随分違います。
鮮度も保たれて美味しい一石二鳥の産地直送サービス。
産地や肥料状況が確認できる「作った人の顔がわかる食材」を販売している通販サイトです。
- 国内の農産物・海産物・水産物が買える
- 化学由来の農薬・肥料をなるべく使わないで育てた食材中心
- 旬の野菜や果物・海産物が豊富
- 野菜セットや果物定期便も人気!!
- 農家さんと直接メッセージ・質問ができる
①地元の食材を意識的に購入する
食育に関する言葉で「地産地消」というワードがあります。
「これは地元で作った作物を地元で消費しよう」という意味で食料自給率やフードマイレージを深く関わっている言葉になります。
道の駅やマルシェなど地産地消を目的としたマーケットは近年で増加傾向にあり、輸送コストを抑えつつ鮮度も保たれメリットだらけと注目が集まっています。
地元の野菜で郷土料理なんか作っちゃって♫
なるべく地元産の野菜を普段のお料理に活用していきましょう。
②国産食材を中心に買う
地産地消では入手困難な食材も存在します。
そんな時は国産食材を心がけるだけで食料自給率を上げる取り組みができます。
例えばじゃがいも一つ買うにしてもアメリカ産のじゃがいもと北海道産のじゃがいもを買うのではフードマイレージ数値も大きく変わります。
海外産と国産で迷ったら国産食材を買うように意識してみるのも大切です。
③自給率が高い食材を使用する
食料自給率が高い食材をメインに使うのもフードマイレージを下げる為の取り組みです。
例えば、トマト、キャベツ、根菜類、などが国内生産量が高く、パプリカは輸入品が多い野菜です。
また日本人に深い馴染みのあるお米の多くは国内生産によるものです。
今日は国産小麦の麺を食べましょうっと♫
なるべく国内生産量の多い食材に置き換えて食事を摂りましょう。
④季節の野菜を購入する
その季節に多く収穫される「旬の食材」は気候や土地・風土に合わせて栽培し、国内生産がメインとなる為に輸送コストを抑える効果があります。
旬の食材は栄養価も高く、ストレスフリーでみずみずしいのが人気です。
フードマイレージは輸送コストと重量で算出しますが、季節の野菜を買う事は国内生産に貢献しているとも言えますね。
⑤産地直送で食材を購入する
産地から直接お取り寄せする「産地直送」は最近では頻繁に耳にするようになりました。
一昔前はネットで野菜を買うのは鮮度が心配、、という声があったのですが現在では農家さんの顔がみえる野菜として非常に評判が高いのです。
さらに「特別栽培農産物」や「有機野菜」を中心に栽培している農園が多いため、環境に配慮しや旬の食材が手に入るのでエシカル活動もしっかり行えるのです。
もちろん味も美味しいですし卸が介入しない為、余計なコストも抑えらます。
2023年!おすすめの産直サイト6選をランキングでご紹介!!
産地直送がもたらす地産地消の効果
産地直送で食材を購入するメリットはたくさんあります。
フードマイレージを下げる対策の上記①~④までは産地直送サイトを活用する事で可能になります。
地産地消は国内農家を応援する働きとして注目され、産地直送で取り寄せる事により実現可能になりました。
多数の企業が産地直送サービスを行っておりJA(農業共同組合)も通販にて全国からお取り寄せ販売を開始しています。
食べチョク
環境に考慮し、私達に少しでも取り組める活動は産地から購入する事です。
国内の季節の食材をなるべく消費し、食料自給率を上げ地方の農家さんを支援する。
農薬を考慮した栽培は私達の健康にやさしい農産物です。
すべての食材を国内で賄うのは難しいですが、意識するだけでも随分違います。
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フードマイレージを意識した食品選びが大切! まとめ
以上、日本が抱えるフードマイレージの問題点と私達にできる取り組みについてまとめてみました。
日本は島国かつ人口密度もある為、海外の食材に頼るのは致し方ないですが、せめて身近な食材を国産に置き換える事はできそうですよね。
農林水産省のHPでは2030年までに生産額ベースの国産自給率を75%までにできるよう目標を掲げています。
今回はフードマイレージを下げる方法として産地直送や国産食材をご紹介してきましたが、産地直送を活用するメリットはもっと他にもあります。
少しでも皆さんの食生活環境が良くなる事を祈っていますね。