栄養価の高い野菜は自宅に常備しておきたいですよね。
でもどのくらいの期間、日持ちするんだろう、、なんて考えたことはありませんか。
野菜によって長持ちや日持ちする期間は異なります。
今回は長持ちする野菜と期間についてまとめてみました。
長持ち・日持ちする野菜の特徴と選び方
長持ちする野菜はまとめ買いは大量購入する時に助かりますね。
買い置きもできる日持ちの効く野菜には以下の特徴があります。
①野菜の水分量が低い
水分量が多い野菜は微生物が繁殖しやすく傷みやすい特徴があります。
(*レタスやきゅうり、トマトなどは水分量が多い)
その反対に水分含有量が低い野菜は傷みにくく長持ちしやすいです。
(*じゃがいもや人参などは水分量が低い)
②皮が丈夫で厚い
皮が厚く丈夫な野菜は外部からのダメージを保護し、酸素の侵入を防ぐため、長持ちしやすい傾向にあります。
また微生物も侵入しにくいので、野菜内部に細菌やカビが入り込むのを防げ、日持ちが効くのです。
例として人参やさつまいも・かぼちゃが皮が厚い野菜です。
③触感が硬い
触った時の感覚が硬い野菜は丈夫で密度が高く、水分保持力も高いため、長持ちしやすい特徴があります。
水分量が維持できると野菜の新鮮さが保たれ、しおれにくく傷みにくいのです。
長持ちさせたい場合はこれらのポイントを抑えて野菜を選ぶようにしましょう。
品種別!!長持ちする野菜と期間
具体的にどのような種類の野菜が長持ちするのでしょうか。
ここでは長持ち・日持ちする野菜をジャンル別に紹介しています。
玉ねぎ 常温・冷暗所で約2ヶ月
玉ねぎは常温保存で約2ヶ月日持ちします。
高温多湿を避け、風通しの良い場所で保存するようにしましょう。
ネットに入れて吊るす方法が一番良いですが、難しければ新聞紙に包み、ダンボールなどに入れて陽当りを避け保存するのも良いです。
ネットが手に入らない場合はストッキングを活用するのもありですよ。
さつまいも 野菜室で約1~3ヶ月
さつまいもは常温もしくは野菜室に入れて保存すると1~3ヶ月ほど日持ちします。
13~15℃くらいの温度が保存に適している為、気温や季節に合わせて常温保存か野菜室での保存かを選択します。
温度があまりにも高いと芽出しする為、品質低下の原因になるので保存温度を最適に保つのがコツです。
じゃがいも 野菜室で約3~6ヶ月
さつまいもと同様10~15℃くらいの温度になるように常温保存もしくは野菜室での保存をすると3~6ヶ月ほど長持ちします。
高温多湿を嫌い、風通しの良いところがじゃがいものお気に入りの保存場所です。
湿気を吸収できるように、新聞紙やキッチンペーパーに包んで、低温で保存しましょう。
人参 冷蔵庫で約2~3週間
人参は冷蔵保存で約3週間弱です。
冬が旬の為、人参は温度が高い場所を嫌います。
人参は2~3本が袋に入って売られている場合がほとんどですが、保存の際は袋から取り出し1個ずつキッチンペーパーや新聞紙で包みましょう。
常温保存でも可能ですが、日持ちや約1週間程度と短くなるので注意しましょう。
かぼちゃ 冷暗所で約2~3ヶ月
丸ごとのかぼちゃの場合は、風通しの良いとこで保存し約2~3ヶ月ほど日持ちします。
保存する事で甘みが凝縮されおいしいかぼちゃになるというメリットもあります。
丸ごとかぼちゃを保存する際は日当たりを避け、新聞紙やキッチンペーパーで包んで涼しい場所に置いておきましょう。
またカット済みのかぼちゃの場合は冷蔵庫では2~3日しか長持ちしない為、カットかぼちゃを保存する際は冷凍保存がおすすめです。
カットかぼちゃを冷凍保存する際の保存期間は約1ヶ月間と比較的長持ちします。
大根丸ごと 冷暗所で約1ヶ月
かぼちゃと同様、大根も丸ごと保存する場合は適した保存方法であれば約1ヶ月ほど長持ちします。
大根に葉が付いている場合は包丁でカットし根の部分だけにして新聞紙やキッチンペーパーなどに包み保存します。
高温多湿と日当たりを避け、涼しい場所にて保管します。
また、カットされた大根の日持ちは約1週間程度になります。
ごぼう 冷暗所1ヶ月・冷蔵なら約2ヶ月
ごぼうは1本丸ごとの場合、冷蔵保存で約2ヶ月と長持ちします。
他の野菜と同様、新聞紙などで包んで保存するのがおすすめです。
カットしたごぼうは日持ち期間が短く、冷蔵庫で2~3日ほどしか日持ちしません。
キャベツ丸ごと:3週間~1ヶ月
キャベツは丸ごとなら冷蔵保存で約3週間~1ヶ月と長持ちする野菜です。
1/2や1/4にカットされた場合は冷蔵保存でも約1週間~10日ほどしか日持ちしません。
キャベツは芯に穴をあける事で成長を遅らせる事ができます。
丸ごとキャベツを保存する場合はつまようじやフォークなどで芯に傷をつけるか、包丁などで芯をくり抜くのがおすすめです。
あとは、キッチンペーパーなどで包み冷蔵庫にて保管します。
野菜の保存方法
野菜の保存方法は「常温保存」「冷蔵保存」「冷凍保存」があります。
ベストなのは野菜が育つ環境と同じ温度で保存する事です。
さつまいもなら常温、ごぼうなら温度の低い冷蔵保存など野菜の環境に合わせて保存方法を変えるのがポイント。
季節によって温度が違うのも保存方法を判断するコツですよ
冷凍保存する場合はカットされた野菜の保存に便利で、種類によっては冷蔵よりも冷凍の方が長持ちするケースがあります。
それぞれの環境と特性に合った保存をすれば長持ちしてくれますよ。
野菜の栄養価を最大限に活用するには
野菜にはビタミンやミネラルが豊富で毎日摂取する事で健康的な身体を目指せます。
栄養価を最大限に引き出すポイントについてまとめてみました。
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①新鮮な野菜を選ぶ
鮮度の高い野菜からは栄養が最も豊富です。
新鮮な野菜を選ぶために、見た目や触感を確認するのが大切です。
鮮度の良い野菜の特徴に重みがある、見た目にツヤがあるなどの特徴があります。
②早めに消費する
野菜は収穫後から鮮度は徐々に落ちていく為、なるべく早く消費するのが理想です。
特に葉野菜は長持ちしづらく、日を追う事にしおれてきます。
時間とともに鮮度が衰えていくため、できるだけ早く調理するように心がけましょう。
③正しい保存方法を守る
野菜の種類に応じて適切な保存方法を選びましょう。
基本的に野菜は新聞紙などで包み乾燥を防いで保存します。
めんどくさいからとそのまま冷蔵庫に入れて保存すると栄養価が損失してしまう事もあるので、冷蔵庫、冷凍庫、常温保存など、野菜の特性に合わせて保存しましょう。
④調理法や茹で時間に注意する
ほうれん草などに含まれる水溶性ビタミンやカリウムは水に流れやすい為、水に漬ける時間や加熱のしすぎに注意しましょう。
特にビタミンCは加熱に弱い為、湯で時間を調節したり蒸したりして食べると効率よく摂取できますよ。
⑤種や皮ごと消費する
野菜の皮は栄養価が高く、ビタミンが豊富に含まれています。
さらに食物繊維含有量も高く、種類によっては皮の方が栄養価が高い野菜もあるほどです。
皮まで食べる場合は水洗いの際に農薬をしっかり落とすことが大切です。
農薬が気になる方は化学由来の農薬や肥料を抑えた特別栽培農産物や有機野菜もおすすめです。
また、タネやヘタにも栄養が詰まっています。
そもそも野菜は丸ごと食べるのが野菜本来の栄養素を吸収できるのです。
ピーマンの種やワタにはカリウムが豊富!!
⑥食べ合わせを意識して多彩な野菜摂取を心がける
同じ野菜だけを食べるのではなく色々な種類の野菜を食べる事で多彩な栄養素を摂取できます。
サラダや煮物など複数の野菜を一緒に摂れるメニューだと無理なく必要な野菜量を摂れますよ。
根菜類や葉物など様々な種類を食べるように心がけましょう。
長持ちする野菜まとめ
以上、長持ちする野菜の種類紹介でした。
野菜は保存方法によって日持ちする期間が変わります、割引やセール日に大量に買う場合はなるべく長持ちする野菜を買って、使い切れないようであれば、適切に保存しましょう。
新鮮な野菜は水分も多く栄養価が高いです。
新鮮なうちに消費するのが理想ですが、仕事や子育てでなかなか買い物できない場合は根菜類を買い置きしておくと安心ですよ。