カニにはいくつか種類がありますが、紅ズワイガニはその中でも比較的安い値段で買えます。
高級なイメージのカニが、お得な価格で買えるのは家計に優しいですよね。
でも安物のカニって怪しいんじゃ、、と私も不安に感じたので今回は紅ズワイガニが安い理由と本当に安値で買えるのか検証してみました。
※この記事はPRを含みます。
紅ズワイガニは他のカニよりも安いのか
最初に、カニは旬や産地によって同じ種類のカニでも値段が異なります。
地域によってブランド化されてあるカニだと希少価値が付いてより高くなります。
とは言え、平均価格も気になるのでネットで1kgあたりの紅ズワイガニと他のカニの相場を比較してみました。
| カニの種類 | 値段相場 | 産地 |
|---|---|---|
| タラバガニ | 7,580～25,000円 | 北海道/アラスカ/ロシア |
| 毛ガニ | 4,290～32,400円 | 北海道/岩手県 |
| 紅ズワイガニ | 3,680～17,960円 | 北海道/鳥取/島根/他 |
| 松葉ガニ（本ズワイガニ) | 7,980～25,000円 | 鳥取 |
*上記の価格は2023年度の価格.comからそれぞれのカニの値段を比較しました。
(*価格はむき身や姿など混合した総合的な値段相場になります)
比較してみるとサイトごとに値段は違うものの、全体的に紅ズワイガニは価格が安いという結果になりました。
特に本ズワイガニよりも1/10～1/5程の価格で扱っておりなぜそんなに値段が違うのが調査してみました。
紅ズワイガニが安いのは身入りが少なく水分量が多いから
紅ズワイガニが安い理由は
- 身入りが少ない
- 水分量が多い
- 漁獲量が多い
という理由からです。
紅ズワイガニは本ズワイガニと比べると身入りが少なく水分量が多いという点があります。
よって姿のまま食べるよりは身をお鍋に入れたり、コロッケやサラダの具材する加工調理が向いています。
紅ズワイガニは本ズワイガニと比べると漁獲量も多く本ズワイガニの3倍以上の量が年間で水揚げされるのも安い理由の1つにあります。
国内生産量は北海道が1位で次に鳥取、島根と続きます。
紅ズワイガニとズワイガニの違いとは?美味しいのはどっち
カニは茹でると赤くなりますが、紅ズワイガニは茹でる前から赤いのが特徴です。
一方で本ズワイガニは茹でる前は茶褐色をしており茹でると赤く変化します。
味は紅ズワイガニは甘みが強く、ズワイガニよりも水分が多いためジューシーな食感が楽しめます。
ズワイガニは身の締まりがよくがっつりカニを楽しみたい時やおもてなし時におすすめの品種です。
紅ズワイガニも「ズワイガニ」と記載して売っている場合もあります。
ズワイガニの割には小さいなぁと感じたら紅ズワイガニの可能性もあるので購入の際に問い合わせるなりして確かめてみましょう。
紅ズワイガニと松葉ガニ・越前ガニの違い
紅ズワイガニと松葉ガニや越前ガニの違いはなんでしょうか。
因みに本ズワイガニとはズワイガニの別名の呼び方で本ズワイガニの種類には「松葉ガニ」「越前ガニ」など収穫された地域によって呼び方が代わりそれぞれブランド化されているのが本ズワイガニです。 (*本ズワイガニ=ズワイガニ)
松葉ガニや越前ガニはズワイガニの為、先述した「紅ズワイガニとズワイガニの違い」と同じになり見た目の色や水分量が違います。
松葉ガニ・越前ガニはブランド力があるため、価格は松葉ガニや越前ガニの方が高く価値も付きます。
紅ズワイガニはファンが多く人気のカニ
水分量が多く小ぶりな紅ズワイガニですが、甘みが強いのでカニマニアの間ではズワイガニよりも紅ズワイガニの方が好きという方もいるほどです。
決して安いからまずいという訳ではありません。
また紅ズワイガニも「香住ガニ」というブランドがあり兵庫県の香住地方で取れたカニを香住ガニと呼んでいます。
通常の紅ズワイガニよりも甘みが強くカニの味を堪能できます。
紅ズワイガニはかに味噌も楽しめますよ～。
紅ズワイガニの美味しい食べ方
紅ズワイガニのおすすめの食べ方は塩茹でするボイル調理です。
よほど鮮度が良くないとお刺身で食べられません。
1リットルのお湯に対し30g程度の塩を入れ沸騰したら甲羅を下にしてお鍋に入れます。(落し蓋があれば使用する)
カニを入れ再度沸騰したら、中火で約15分ほど茹でます。
軽く水で洗いボイルガニの完成です。
そのまま食べても、料理に使っても最高に美味しいですよ!
紅ズワイガニを通販で買う時の注意点
紅ズワイガニは本ズワイガニよりも水っぽい為、冷凍には不向きとされています。
通販などで購入する際はなるべく冷蔵タイプをおすすめしますが、すぐに食べない場合や加工調理する場合は冷凍でも美味しく召し上がれます。
どちらの方法で買うにしても仲介業者を通さない鮮度の良い産地直送で購入するのが良いでしょう。
カニを専門に扱っている「カニ本舗」なら珍しいベニズワイガニの刺し身が手に入ります。
紅ズワイガニは安いから贈答用にはムリ?
紅ズワイガニは価格が安いから贈答用には贈れないかも、、と思いがちですが、そんな事はありません。
そもそもカニにはランクがあり紅ズワイガニも高ランクなものだととても立派です。
贈り物で失礼なのは訳あり商品を贈る事です。
気持ちがこもっていればどのようなものでも構わないですが訳あり商品をあえて贈答用として贈る必要はありません。
ランクの低いズワイガニや毛ガニを贈るならば高ランクの紅ズワイガニを贈った方が断然相手に喜ばれます。
紅ズワイガニはこんな人におすすめ
紅ズワイガニは味や品質に問題があるから安いという訳ではなく
漁獲量の多さと水分量やサイズの問題から価格が安いという事がわかりました。
紅ズワイガニは以下の様な方におすすめです。
- 家族みんなでカニを楽しみたい
- 大量にカニを味わいたい
- いろんなカニ料理に挑戦したい
- 食べ盛りの子供に食べさせたい
- おうちパーティーに使いたい
などなど様々な用途で使用でき、大勢でカニを大量に食べたい時にもおすすめです。
コスパが良いのでカニの中でも比較的買いやすく、通販で手に入りやすいのが魅力です。
紅ズワイガニが安い理由まとめ
以上、紅ズワイガニが安い理由でした。
ズワイガニと比べると安価でカニが食べられちょっとしたホームパーティーでも活用しやすいですね。
甘みも強くかに味噌が楽しめるので姿で購入すると迫力もありますよ。
お子様と一緒に食べる場合はむき身商品が食べやすいです。
2023年のカニ相場は上がっており例年と比べると平均価格が高くなっています。
少し予算を抑えたいな、、という時に良さそうですね!
