
さくらんぼの中でも人気が高い「紅秀峰」と「佐藤錦」。
どちらも高級な印象がありますが、どのような違いがあるのでしょうか。
じつは、味や見た目、旬の時期など、それぞれ特徴があるのです。
今回は、紅秀峰と佐藤錦の違いについてまとめてみました。
紅秀峰と佐藤錦はどう違うの?
紅秀峰と佐藤錦の特徴を比較しました。
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紅秀峰の味と見た目
紅秀峰は、鮮やかな深紅色をしていて、甘みが強いのが特徴です。
濃厚で肉厚な果実は、プリッとしていて食べ応えがあります。
佐藤錦よりも粒が大きく、直径25mm(2Lサイズ)が一般的です。
佐藤錦の味と見た目
一方の佐藤錦の見た目は、淡い赤色から赤黄色のグラデーションをしています。
酸味と甘味のバランスがよく、繊細な味わいが特徴です。
幅広い世代に愛されており、紅秀峰よりも小さく 直径20mm(M~Lサイズ)が一般的です。
収穫時期と産地について
紅秀峰と佐藤錦はどちらも山形県を中心に栽培されています。
特に寒暖差のある地域で育つことで高品質なさくらんぼが生産されています。
収穫時期には若干の違いがあります。
佐藤錦・・6月中旬から下旬
紅秀峰・・6月下旬から7月上旬
紅秀峰はさくらんぼの中でも収穫時期は遅いです。
高いのはどっち!? 値段について
紅秀峰と佐藤錦の価格は、収穫年や産地、販売店などによって変動するため、一概にどちらが高いとは言えません。
通販で販売しているのは500g~が多く、価格設定に大きな違いはありません。
由来・歴史について
佐藤錦の歴史・由来
佐藤錦は、さくらんぼの「ナポレオン」と「黄玉」をかけ合わせて作った品種です。
大正時代に佐藤栄助氏によって品種改良され、開発者の苗字と「砂糖のように甘い」という点から佐藤錦と名付けたのです。
紅秀峰の歴史・由来
紅秀峰は「佐藤錦」と「天香錦(てんこうにしき)」をかけ合わせて作った品種です。
歴史は浅く、1991年に品種登録され、山形でも佐藤錦の次に生産量の多い品種です。
佐藤錦は贈答用として人気が高く、「さくらんぼの王様」とも呼ばれていますが、
近年では甘みの強い紅秀峰も注目を集めています。
紅秀峰と佐藤錦はどこで買える?
佐藤錦や紅秀峰は産地直送で買うのがおすすめです。
佐藤錦は知名度が高いため、時期になるとスーパーや百貨店でも見かけますが、紅秀峰はまだまだレア度の高い果物です。
また産地直送は生産者から届くため、果実の状態や栽培方法を確認でき、生産者との距離が近いのが特徴です。
どちらも予約販売が多く、旬になると売り切れてしまいます。
購入するときは、時期の数ヶ月前からチェックしておきましょう。
紅秀峰と佐藤錦の選び方|どっちを買うべきか
どちらも高級感をもつ人気品種です。
目的に合わせて選んでみましょう。
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味重視ならどちらがおすすめ?
甘さをしっかり味わいたいなら紅秀峰、甘酸っぱさのバランスを楽しみたいなら佐藤錦が良いです。
価格で選ぶならどちらがお得?
価格差はどちらも大した違いはないため、旬の時期に収穫されたものを選ぶと良いでしょう。
見た目の豪華さで選ぶなら?
見た目の華やかさで選ぶなら『紅秀峰』がおすすめです。
果実が大きく豪華な印象を与え、深くてツヤのある紅秀峰は高級感を感じます。
また、佐藤錦は全国的に知名度も高いため、贈答用=佐藤錦という印象をもっている人もいます。
お年寄り世代には、さくらんぼの王様と名高い佐藤錦が無難です。
まとめ|紅秀峰と佐藤錦、それぞれの魅力を楽しもう
紅秀峰と佐藤錦は、それぞれに魅力があります。
どちらも贈答用にぴったりの高級品種です。
産地直送なら新鮮な果実が届き、旬の味覚をより楽しめますよ。