マッチタイプについて
新規でキーワードを登録する時や、
キャンペーン作成または広告グループ作成で対象外(=除外)キーワードを追加するときには、
部分一致
絞込み部分一致
フレーズ一致
完全一致
の 4 種類から選ぶことになります。
そしてこれらは、会社名や商標以外のキーワードで挑戦する時に重要な役割を担ってくるので、
今回はその段階まで作業を進めていただいた人に向けて、
それらの違いについて具体的なキーワードを例にして解説していきます。
今回例として挙げるキーワードは、
「誕生日 プレゼント」
で、いくつかそれに近いキーワードも用意して、
それぞれの設定方法で該当するもの・該当しないものを解説していきます。
「部分一致」の場合
※黄色で塗りつぶされているのが、該当するキーワードです
部分一致は 4 つの設定方法の中でも、一番ゆるい(=集客範囲が広い)設定方法で、
この 6 つのパターンだと、すべてに該当する可能性があります。
「誕生日 プレゼント」という、入力したキーワードと全く同じキーワードで
検索された場合に広告が表示されるのはもちろんですが、
「プレゼント 誕生日」のように語順が入れ替わったものや、
「彼女 誕生日 プレゼント」のように設定したキーワード以外の単語が含まれている場合も、
広告が表示されるケースが多いです。
絶対ではないですが「誕生日」という、もはや一語だけではユーザーが何を考えているかわからない
キーワードでも拾ってきてしまう可能性があるのも、部分一致の特徴です。
また、「贈り物」や「バースデー」といった、「プレゼント」と「誕生日」の
類義語や関連性があるキーワードに対しても反応します。
自分が想像していなかったキーワードから
広くアクセスを集めることができるのが一番のメリットではありますが、
それが成約に結び付かないキーワードであった場合、
無駄なクリックが増え、広告費が余計にかかることになるので、
そのような状態になってしまった場合は、
以下で説明する、絞込み部分一致やフレーズ一致・完全一致を使ってもう少し対象を絞るか、
不要なキーワードだけ対象外キーワードに登録するなどして対処します。
「絞込み部分一致」の場合
この絞込み部分一致というのは、
自分が指定したキーワードが含まれている人に対してだけ広告を表示する方法です。
「プレゼント 誕生日」のように語順が入れ替わっているだけの場合や、
「彼女 誕生日 プレゼント」のように別の単語が含まれている場合も表示対象になりますが、
類義語で検索してきた人に関しては表示対象になりません。
絞込み部分一致に関しては、
他のマッチタイプと違ってキーワード作成時に専用の選択肢が出てこないので、
キーワード追加の画面で部分一致を選択した後に、キーワードの前に(半角) を付けて設定をします。
今回の例で説明すると、
「+誕生日 +プレゼント」と打ち込むと、絞込み部分一致になるということです。
また「+誕生日 プレゼント」のように 1つの単語だけに+を付けることにより、
その単語だけを固定させることもできます。
「フレーズ一致」の場合
フレーズ一致は、部分一致と完全一致のほぼ中間に位置する設定で、
広告が表示される範囲に関しても程々といったところです。
「誕生日 プレゼント」で検索された時に広告が表示されるのはもちろんですが、
「彼女 誕生日 プレゼント」のように、
設定したキーワードの前後に別の単語が付属した場合にも広告の表示対象になります。
ただ、絞込み部分一致とは違い、
「プレゼント 誕生日」のように語順が違う場合に関しては表示されません。
細かいニュアンスの違いを持った検索ユーザーを避けたい場合に有効な設定であると言えます。
「完全一致」の場合
完全一致は 4 つある設定の中で、一番広告の表示対象が狭い設定方法です。
これは文字通り、設定したキーワードと全く同じキーワードで
検索してきたユーザーにしか広告が表示されません。
ですので、指定以外の余計なキーワードで検索してきたユーザーを避けられるという意味では、無駄な出費がなくスマートではありますが、
マニアックなキーワードで最初から完全一致で攻めてしてしまうと、
アクセスが全く来ない可能性もあるので、
先に部分一致やフレーズ一致でアクセスを広めにとって、その後に検索クエリーを活用してデータを取り、
成約が上がりそうなキーワードだけすくい取って完全一致に切り替えるなど、
他の設定や機能とうまく掛け合わせることで、
抜群の費用対効果を生み出してくれる設定方法です。